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REPORT
先輩のSTARTING LINE -第11回- パーティークリエイターが説く少しでも前に進む術

アフロマンスさん(アイディアで非日常体験をつくりだすパーティークリエイター・DJ /株式会社Afro&Co. 代表)

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図1

『先輩のSTARTING LINE』は、自分らしい生き方・働き方の実践者たちが、どのようにはじめの一歩を踏み出し、トライ&エラーを重ね、今に至るのかに迫った連載シリーズです。

段階を踏んで、前進してきた“先輩方”のエッセンスが凝縮された内容となっていますので、「いつかやってみたい」を「いまやっている」に変えていきたい、「やりたいことが見つからない、まとまらない」、「やりたいことを本当にやって良いのか?」、そんな疑問に対するヒントを得てもらえたらと思います。

第11回は、アイディアで非日常体験をつくりだすパーティークリエイター・DJ /株式会社Afro&Co. 代表の、アフロマンスさんの記事となります。ぜひご覧ください。

※本連載シリーズは、TOKYO STARTUP GATEWAYビジネススクール連続講座 「スタトラ」 の中で行われたコンテンツ「先輩訪問」のレポート記事となります。


ーまずは自己紹介をお願いします。

アフロマンスです。よろしくお願いします。もともとはDJで、イベントやデザイン、プロデューサー的なことを今は色々やっています。何か作ることが好きでこれまで色んなことをやってきました。中学生時は漫画を書いて同人誌を売っていましたし、高校の時は演劇の監督をやったり、大学の時はミスコンの立ち上げもしていましたね。でも今みたいな仕事をするとは正直思ってなかったです。何か新しい体験を作って、色んな人たちがハッピーになるようなことを色々やっていく中で、流れ着いたのが今の立ち位置ですね。具体的には「泡パ®」という泡まみれになるパーティーや、「Slide the City」といった街中をウォータースライダーにしたりだとか、色んなイベントを仕掛けています。2年半前までは 会社員だったのですが、趣味で学生の頃からそうした活動を続けていて、ある時に「会社を辞めてもこれで食っていけるかもな」と思い会社を起こして独立して今に至る、というアフロでございます。

飽き性な人の良さはある

<以下参加者質疑応答>

Q:自分は飽き性で、これまで物事をあまり継続できたことがありません。今回取り組む事業はやり続けて形にしたいと思っている のですがアドバイスをいただけないでしょうか?

継続みたいな話でいくと、僕も飽き性なんですよ。完全に飽き性で、飽き性且つ凝り性で、ハマったらハマっちゃうんですよね 。ただ、自分の中で「何かを継続してるか?」と問われるとそういう感覚は無くて、むしろその時その時に興味があるものをやっていく中で、自分が良いと思うものは残していきたいと思っています。例えば「泡パ®」は始めてから6年目で、ある意味継続になるのですが、僕がメインでやっているかというともうやっていないんですよ。僕じゃない人がメインでやっているし、他のイベントも結構継続されているものは僕が手を離してやれる人がやっている 。僕は飽き性な人の良さってあると思うんです。新しいことをどんどん興味を開いて穴を掘っていけるような人もいれば、穴を広げるのが得意な人もいる。何かをやり続けるのが好きな人もいるし、適材適所に活躍するのが良いと思うんですよね。そういう連携を外から見ると「泡パ®」はだいぶ続いてると映るのかもしれないけど、実際僕がずっと回しているかと言うと回していない。なので自分が飽き性というのを良くないなと思う必要はないし、何かを継続しなきゃいけないって思うのも何かちょっと本末転倒な気がします。むしろ自分がやりたいことで何かを継続させたのだったら、飽き性の自分じゃない人が継続できるような形を作る、というのが使命になると思うんです。僕も「続けなきゃ」とは思っていないですし、残るものは残るべくして残ると考えています。

それとですね、僕はスタトラ(本講座)に来ている人達は大なり小なり、僕や前に出て喋っている人たちと根っこのところは一緒だと思うんです。何かを最初に始めようという人達は、一番センターを走らなきゃいけないんですよ。なので、そこに対して「右に、左に行って下さい」と誘導してくれる人はいないし、引っ込むのが良いのか前に出続けていくのが良いのかの答えを言ってくれる人も本当にいない。なので自分で考えて納得する答えをずっと考えて探すしかないと思うんです。色んな人と話して何か参考になったりすることもあるけれど、別に誰かの指示で進むことも無いという感じですね。自分で納得して進められれば構わないですけど、半年後に「あれ、これやっている意味無いかも?」と思うかもしれない。でもそれはその時で別に止めれば良いですし、意外とやっている中で止められないことは世の中には無いので、人に迷惑をかけないことだけを覚えて取り組んでいけば良いと思います。

図2

偽らずに自分をさらけ出すことから始める

Q: 仲間集めをする際に心がけていることがあれば教えてください。

僕は今なら呼びかけて集まってくれたりもするけれど、最初は本当に一人一人に声をかけて断られることもたくさんありました。実績が無いと「え、何でお前のこと手伝ってやらなきゃいけないの?」と言われることもザラです。昔ビーチパーティーをやりたいと大学生時にすごい思っていて、やるから手伝ってよと周りの友達を誘ったことがあったんです。そしたら「別にビーチパーティーが好きだったらビーチパーティーのイベントに遊びに行けば良いじゃん。自分でわざわざ苦労してやる必要無いんじゃない 」と言われて、おっしゃる通りだなと思ったんですよ。でも、そうなった時に僕が考えたのが、やっぱり掘って掘って掘っていくと理屈って多分無くて。「昔から何か作るのが好き」という話があったじゃないですか。そこなんですよ。「自分が何かを作りたい」 とか「自分が誰かをハッピーにさせたい」とか、それが何か人から与えられるものではなくて自分がやりたいと思う気持ちが、根源の原動力としてあるか無いかだと思うんです。それで実際やっていくと、そういうものを持つ人と出会える訳ですよ。ですが早いフェーズの時には、仲間を探しても駄目な方が多いとか、一緒にやってみてダメになる方が多いんですよね。僕も思い返すと、東京に出てきて最初の頃は色んなチームを組みましたが、今はほとんど残ってないですね。最初は一緒に楽しくやれたけれど、やはり1年経って離れていっちゃった人もいます。ですがそればかりは本当に一期一会だと思うんです。自分がやっていることのフェーズごとに仲間はいて、初期段階でいくと誘って乗らない人の方が多いですし。「これがやりたい!」と主張して「?」と反応されるのが普通だと思って頑張れば良いと思います。

あと自分をさらけ出すことは大事だと思います。偽らずに「俺は本当にこれがあった方が良いと思う」「こっちの方がみんなハッピーになるじゃん」といった思いをちゃんと伝えるのが大事ですよね。でもそれが理解されないことも、相手が同じ価値観を持っているかどうかは分からないので、割とあります。そもそも何かを作りたいと考えていない人もいますし、目線も角度も違うかもしれない中で、見ている景色が同じという人にはなかなか巡り会えない。それでも言い続けていたら100人に1人ぐらいはやっぱりいますよ。諦めずに色んな人に声をかけ続けていくと、少しずつでもみんなの中で「この人はこういう意思を持って動いている人なんだね」ということがプラスのエネルギーで動いてくれれば、応援してくれる人も少しずつ増えてくる。それでちゃんと形にしていけば、それに応えてくれる人も出てきて。そして自分の目線の幅や角度が広がって周りの人とクロスすることが増えて、ちょっと声をかけるともう少し集まるようになる、というように進んでいくと思います。

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PROFILE

アフロマンスさん(アイディアで非日常体験をつくりだすパーティークリエイター・DJ /株式会社Afro&Co. 代表)

ソーシャル時代のインサイトを捉えた体験、空間、情報の設計を横断的に手がけ、社会に熱量を生み出す。2012年、都内初の泡パーティーを主催し、数日で3000名の応募が殺到。その後「泡パ®」の名称で全国に展開し、様々な アーティスト、ブランド、コンテンツとコラボレーションしながら「泡ムーブメント」を巻き起こす。さらに、1 万枚のチケットが即ソールドアウトした街中を巨大ウォータースライダーに変える「Slide the City」、28万名の応募が集まったスカイランタンを飛ばす絶景フェス「The Lantern Fest」、平日の朝6時半から通勤通学前に踊る「 早朝フェス」、ハウスミュージックに合わせてマグロをさばく「マグロハウス」、佐賀県の干潟の泥に浸かれるバ ー「GATA-BAR from SAGA」、SONYとコラボした新感覚卓球PARTY「低音卓球」など、手がけるプロジェクト は多岐に渡る。既成概念に捉われない、突き抜けたアイディアで、世の中に新しいワクワクを創り続ける。

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