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自分ができないからプランを変えるのではなく、 できるような環境を自ら作ることが重要

根本 淳成さん(2015ファイナリスト/株式会社TripBox代表取締役兼CEO)

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手がけている事業について教えて下さい。

Tastimeは、海外旅行者に対して観光情報を、
写真(Instagram)によって提供するWebサービスです。

私たちがこのサービスを提供する理由は、
「人々が一瞬で直感的に自分の欲しい情報をキャッチアップしたいという潜在ニーズを抱えている点」、
「旅行をする目的が多角化してきているにもかかわらず情報サービスが進化していない点」、
の2点です。

それらを解決するために、
私たちは”Bring your imagination to reality”を企業理念として、ITで直感的に自分の求めている(シェアしたい)場所やモノを非言語で見つけられる新たな情報検索の形を提案しています。

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根本さんにとって、TOKYO STARTUP GATEWAYはどんな価値がありましたか。

私にとって、TSGはビジネスコンテストというよりも「学び」と「出会い」の場でした。

私は、審査の度に指摘されたこととやりたい事との妥協線を探りながら、自分の問題意識をアイデアからビジネスプランへと落とし込んでいったので何回ピボットしたか自分でも覚えていません。

しかし、問題意識の部分は一度もブレずにメンターの経験と知識を参考にして自分の中で腑に落ちる形を模索した期間でした。

一番大きな成長としては、
自分ができないからプランを変えるのではなく、
できるような環境を自ら作ることが重要であると学んだ事です。

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エンジニアが必要になり、僕が口説いてジョインしたTSGで出会ったメンバーは、現在役員として一緒に仕事をしています。

これから起業を考えている方に向けて、メッセージをお願いいたします。

私が伝えたい事は1つで起業は目的ではなく、手段であるということです。

社会的には現在、起業ブームのように起業することを目標としている人が非常に多く、そういう人たちのほとんどの本当の目標はお金持ちになる、もしくは意識高く見せたい学生のどちらかだと思います。

もちろん起業する人は意識が高いですし、僕もお金持ちにはなりたいです。

でも、それらはあくまでも後から付いてくる結果であり、起業する理由にはなりません。

ビジネスはあくまでもニーズ(問題)が存在して、それに対するサービス(解決策)が価値として提供されます。

基本的なことですが、この仕組みを理解せずに自分のプランに酔ってるだけではお金も発生しません。

僕もまだ成功している訳ではないですが唯一言える事は、どんな事業案もまず自分がどのような問題を解決しようとしているのかを明確にすることが一番大切だという事です。

過去の様子はこちら

TOKYO STARTUP GATEWAY 2015

TOKYO STARTUP GATEWAY 2014

PROFILE

根本 淳成さん(2015ファイナリスト/株式会社TripBox代表取締役兼CEO)

株式会社TripBox 代表取締役 CEO。1994年生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科在学中。高校時代に受講した早稲田大学ビジネススクール共催の起業家育成プログラムにおいて、ビジネスとは目的でなく、問題解決をする手法であることを学ぶ。その中で起こした事業で社会起業家支援団体ASHOKAから当時最年少ベンチャラーに選出。その後、いくつかの事業を関わる過程において参加したダボス会議系列組織Global Shapersにて英語能力の重要性を認識し、2014年からビジネスと英語を学ぶためにNYに1年間留学。帰国後、本事業「Tastime」の元となるプランでTokyoStartupGateway2015ファイナリストに選出。

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